Teacher Training Seminar for Moral Education

第1回 道徳授業指導力向上講座

 道徳授業指導力向上講座は、「特別の教科 道徳」の特色から具体的な授業展開まで、専門家が小・中学校の教員を対象に、3回にわたって行われます。
 第1回目となる道徳授業指導力向上講座を、5月19日、麗澤大学生涯教育プラザホールにおいて開催。テーマは「教科書を使った効果的な指導展開―小学校教材を中心にして」。小学校の先生方を中心に参加しました。

 

広中忠昭講師(麗澤大学講師・元柏市立藤心小学校長)

 

 広中忠昭講師(麗澤大学講師・元柏市立藤心小学校長)は、道徳授業において量的確保から質的転換をどう図るかという内容で講義を展開。ともに考え、語り合う授業を構成することが本質であること。評価の観点から考える授業づくりの例を示しました。
 後半は、小学校低・中・高学年の3種類の道徳教材をもとに、グループ別に主題名を何にするか、展開や発問をどうするかなど話し合いながら指導案づくりを行いました。大舘昭彦・千葉県教育庁東葛飾教育事務所指導室長、川原容一・学校教育センター長がオブザーバーとして討議に加わり、議論が充実。
「内面的な資質を育てるための実践例を知ることができ、他校の情報を得ることができたこと、実際に指導案ができたことが何よりの喜びでした」
「経験豊富なベテランの先生の意見や指導方法に触れ、たいへん勉強になりました」
「道徳が教科化されて以来、いろいろと悩んでいましたが、参加して大きなヒントを得られました」
などの声が聞かれました。

活発な意見交換が行われました

 


 

第2回 道徳授業指導力向上講座

 6月9日、麗澤大学生涯教育プラザホールにおいて、第2回道徳授業指導力向上講座を開催。

 

鈴木明雄講師(麗澤大学大学院准教授・前東京都北区立飛鳥中学校長)

 

 第2回目は、鈴木明雄・麗澤大学院准教授が「多様な道徳授業の展開と評価のポイント」をテーマに講義。
 前半は、諸外国の道徳の紹介の後、道徳の教科化のポイントや多様な展開について解説。また、評価について解説するだけでなく、文章表現の具体例を多数紹介しました。
 後半は、いじめを教材にした問題解決型の授業を映像付きで視聴するなど、実践的な内容は、現場で活躍されている先生方に好評でした。

 


 

第3回 道徳授業指導力向上講座

 7月7日、麗澤大学生涯教育プラザホールにおいて、道徳授業指導力向上講座(第3回)を開催。

 

広中忠昭講師

 

 第3回目は、広中忠昭講師(麗澤大学講師・元柏市立藤心小学校長)が、「教科書を使った効果的な指導展開―中学校教材を中心にして」をテーマに講義。

 

 広中講師は、今年度教科化が実施になった中学校の「道徳科の指導のポイント」について、目標や内容、指導、評価のポイントを述べた。また、中学校の道徳教材「銀色のシャープペンシル(1年)」「足袋の季節(3年)」の教材を例に、編集趣意書をもとに数社の教科書の発問や展開について比較した。
 後半は「加山さんの願い」の教材を使用し、参加者が各自、発問や指導の展開を考え、グループで協議し全体で情報交換しました。特に、ボランティアを行う場合の心遣いについて意見が交されました。

 

参加者間で活発な意見交換が行われました

 


 

道徳授業指導力向上講座〔主催:東京都教育者モラロジー研究会〕

 

 令和2年2月22日、東京都教育者モラロジー研究会主催で開催。(会場:麗澤大学東京研究センター)。講義と模擬授業を主体に「発問、板書、話し合い 道徳科指導の鉄則を学ぼう」をテーマに設定し、現役教員をはじめ63名が参加しました。

 

 講師は加藤宣行氏(筑波大学附属小学校)。道徳科における質の高い多様な指導方法について講義を展開し、「泳げないリスさん」(2年生)の模擬授業と効果的な図式の板書を生かした講義や「手品師」(5年)の模擬授業と子供と授業をつくる講義を行いました。
 参加した現職教員の中から、「今まで“教えている”つもりだったが、講義を聴いて自らを振り返る機会となった」「子供たちへの価値観の押し付けはなかっただろうかと反省した」「ワクワクで終わる道徳授業を展開したい」などの感想が上がりました。

 

加藤宣行 講師(筑波大学附属小学校)

 

教材を使用した模擬授業を展開

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