道徳の授業:正直・誠実

分類:A2 A3

人の「思い」に心を向ける

 私たちが相手の思いを受けとめることができるようになるためには、何かしらきっかけが必要なようです。そのきっかけは、人によってさまざまです。

 それは子供に起こるさまざまな問題や、自分自身の人生の転機といえるような、大きな出来事かもしれません。また、特別な出来事がなくても、日々の自分の心を見つめ直すことで、相手の思いを受けとめるきっかけを得ることもあります。いずれにしても、そのきっかけをどう受けとめるかは、自分自身の心次第です。

 相手の思いを受けとめる心を失っているときは、自分の思いにとらわれすぎていることが多いものです。私たちは、自分のことだけに目を向けるのではなく、心を大きく開いて、他の人の思いに心を向ける努力が大切です。そうすることで、自分自身も喜びを見いだすことができ、心豊かな日々を送ることができるのです。

『ニューモラル』376号,『366日』6月29日

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