道徳の授業:正直・誠実

分類:A2 B5 C4

相手と関わるためには

 特に子供が思春期を迎えたときなどに、〝わが子はこうでなければならない〟という親としての思いから、つい「それではだめだ」「ああしなさい」「こうしなさい」という言葉が多くなってしまう――そんな経験はないでしょうか。

 自分の考えが正しいと思い込み、そのことを相手に無理に押しつけようとする態度では、相手はそれを心の中で拒否してしまうでしょう。

 相手と関わるためには、まず自分自身が素直になり、相手の言葉に耳を傾け、相手に共感していくことが求められるようです。

 親子関係の場合、子供が〝親は自分の気持ちを理解してくれた〟と気づいたとき、親子の心は通い合い、信頼関係が深まっていくといえるでしょう。そして、このことはすべての人間関係にも当てはまるのではないでしょうか。

『ニューモラル』376号,『366日』1月28日

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