ありのままの自分を認められず、自分の心を偽っていると、その苦しさはいちだんと大きくなっていきます。
癒されることがないのですから、いつまでたっても楽になることはありません。
とても苦しいけれど、不完全な自分を認めることができれば、傷も癒され、楽な、そして豊かな生き方ができます。
理想の自分と比べて現在の自分を否定してしまうのではなく、少しずつ成長していく自分を認めていきましょう。
そうすれば、努力を積み重ねていく自分をしだいに好きになれるでしょう。
自分を好きになれた分だけ、人を好きになれます。
そして、好きになった分だけ、豊かな生き方ができるようになるのです。
『ニューモラル』293号