人は誰でも「失敗」を経験するものです。失敗しない人などいません。そのことはよく分かっていても、実際に失敗してしまうと、私たちは落ち込み、なかなか立ち上がることができなくなります。しかし、再び失敗することを恐れてチャレンジ精神を失ってしまうのは、惜しいことです。
アメリカの発明家トーマス・エジソン(1847~1931)も、電球の発明に至るまでには膨大な回数の失敗を重ねたということです。しかし「気落ちしたことも、あきらめる気になったこともない」と、後に語っています。
ほかの偉人と言われる人たちも、決して順風満帆な道だけを歩いてきたわけではなく、皆、多くの失敗や挫折を味わってきたのです。それでも決してあきらめず、その失敗と挫折をバネにすることで、成功をもぎ取ったのではないでしょうか。
『ニューモラル』507号,『366日』5月20日