道徳の授業:個性の伸長・向上心

分類:A4 B4

心と技が一体となる

 野球の場合を考えてみましょう。

 ランナーが1塁にいます。

 今、仮に相手の打ったボールが自分の守っているショートに来たとします。

 ダブルプレーのチャンスです。

 ボールを取り、2塁手がベースに入るまで、自分もボールを持ちながら2塁近くまで走ります。

 そして2塁手がベースに入る手前でいちばん取りやすい胸元へトスをします。

 その球を取った2塁手が1塁へ投げればダプルプレーが成立します。

 つまり、まず自分に、2塁手の立場を思いやる気持ちがあり、実際にプレーをしてはじめて、この連携プレーが成功します。

 相手の状況を思いやることからスタートすることが大切で、9人がそういう気持ちになったときにこそチームプレーが発揮されるのです。

『ニューモラル』192号

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