感謝の言葉、勇気を与える言葉、励ます言葉、幸せを願う言葉、苦しみを和らげる言葉……。私たちは言葉に多くの思いを込めて、相手に伝えます。言葉の持つ力は、それを発する人の心によって、大きく変わるのではないでしょうか。
世間では、汚い言葉や人の心を傷つける残酷な言葉を耳にすることも多いでしょう。しかし、私たちは人の幸せを願う、温かく優しい言葉を口にすることを心がけたいものです。きっと、その言葉を口にした自分自身が温かく、満ち足りた気持ちになれると思います。
日本は「言霊の幸わう国(言霊が幸せをもたらす国)」です。古来、わが国の先人たちは「言葉には霊力が宿っていて、声に出して言った言葉は実現する」と信じてきました。言葉の力で、私たちの周りに大きな幸せの輪を広げていきましょう。
『ニューモラル』453号,『366日』8月19日