心というのは、自分中心にはたらきやすい傾向を持っています。
私たちの心には、自分の関心があることに意識が注がれる、つまり、「関心のあるものが見える」という傾向があるようです。
このように、自分中心の心がはたらいたり、自分の関心事に心が向いたりする傾向は、どうしても出てきます。
それを初めから悪いと決めつけて無理になくそうとするのではなく、自分中心の傾向があるものだと、まず認めてはどうでしょう。
そうすると気が楽になり、心にゆとりが生まれ、別の視点からも物事を見よう、考えてみようという心が生まれてくるものです。