道徳の授業:真理の探究・創造

分類:A6 B1 C5

時代を超える価値

 困っている人を見かけると、自然に助けたいという気持ちが湧き起こるものでしょう。それは私たちが皆、心の中に「慈愛の心」を宿しているからです。

 「人の役に立ちたい」という私たちの素直な気持ちも、そうした心の表れです。自分さえよければ、自分たちさえ楽しければよいという自分中心の心を見直して、日々の暮らしの中で、身近なところから優しさを発揮していくことは、真に自分を生かすことにつながるだけでなく、次の世代にも生き方の模範を示すことができるのではないでしょうか。

 私たちは、自分の中に宿る「慈愛の心」をあらためて見つめ、その価値に気づいて、その心を大いに発揮していきたいものです。それは、よりよい自分づくり、そして思いやりに満ちた温かい社会づくりにもつながっていくことでしょう。

『ニューモラル』420号,『366日』12月26日

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