道徳の授業:真理の探究・創造

分類:A6 D4

周囲の喜びは自分の幸せ

 人は「幸せ」という人生の大目標に向かって、一人ひとりが一生懸命に生きています。ところが私たちは「自分の幸せ」を追い求めるあまり、つい他への配慮を忘れてしまうことがあります。そんなときは積極的に、みずから犠牲を払ってでも「周囲を喜ばせよう」という行動に踏み出していきたいものです。

 「犠牲を払って」と言うと、なんだか損をするように感じられるかもしれません。しかし、周囲の喜びのために努力をしていけば、周りの人が「幸せ」になり、その幸せな人に囲まれている自分も「幸せ」になるのです。また、応援してくれる人もきっと現れるでしょう。「情けは人のためならず」「損して得取れ」と言われる所以です。

 大切なことは、心のベクトルを自分自身の「よい生活」に向けるのではなく、周りに喜びを与える「よい人生」に向けていくことなのです。

『ニューモラル』475号,『366日』8月29日

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