人は悩みに陥ると、どうしても悩みそのものにとらわれがちです。そんなとき、少し立ち止まって別の角度から物事を見てみることで、解決の糸口が見えてくるのではないでしょうか。
自分の悩みの原因が「他人」や「自分に関わりのないところで他人が引き起こした物事」にあると考えると、その「他人」が変化しない限り、問題は解決しないことになってしまいます。
私たちは、他人を変えることはできません。そして、過去を変えることもできません。しかし、今の自分の考え方を変えることで、他人の言葉や行為、そして、過去に起こった物事の「受けとめ方」を変えることはできます。これは、私たちの心が持つ大きな力だと言えるでしょう。
『ニューモラル』505号,『366日』10月7日