分類:B1 C4
子どもにモノを与えるとき、子どものためを思って十分考えて選んだものではなく、当座の間に合わせに買ったものの場合、子どもはすぐあきます。
つまり、愛情の代わりにモノを与えてすませているのです。
心をこめて与えたモノは、はたからどんなに粗末に見えても、当の本人にとっては何ものにも代えがたい宝です。
それはもはや単なるモノではなく、愛情そのものです。
けれど、愛情の代わりに与えたモノは、どんなに高価なものでも、モノでしかありません。
『ニューモラル』205号
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