相手の幸せを願い、相手の立場に立った身近な思いやりの積み重ねが大事です。
生徒指導の担当であったA先生は、ある所に貼ってあった標語に感銘し、クラスの朝礼で、「①“ありがとう”という感謝の心。②“はい”という素直な心。③“すみません”という反省の心。④“させていただきます”という奉仕の心。⑤“おかげさまで”という謙虚な心」と板書しました。
すると「それならぼくの家にも“ホウ・レン・ソウ”が貼ってあります」とK君が言いました。
「報告・連絡・相談」のことです。
そういう訓練を受けているK君は、名前を呼ばれるといつも「ハイ」と気持ちのいい返事をしました。