道徳の授業:親切・思いやり

分類:B1 B2 B5

病から何を学ぶか

 私たちは、「病人は気の毒なものだ。好きなものも食べられず、体も動かせず、好きなところへも行けない」と思いがちです。

 この考えの裏には、病というものを否定する、病に対する嫌悪感というものがあるのではないでしょうか。

 病んでいる人は、いろいろなマイナス要素を抱え込んでいるものですが、病を得ることによって、それまで当たり前だったことがそうではなくなり、家族の愛情や、みずから受ける諸々の恩恵に気づき、感謝という意味が分かってくることもあるのです。

 病を得て学んだり、気づくことの大きさも理解したいものです。

『ニューモラル』271号

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