道徳の授業:親切・思いやり

分類:B1 A6 C4

美保ちゃんの「愛の実践」

 美保ちゃんは小学校5年生。

 生まれたときから知的障害のハンディキャップを持つ女の子です。

 そのため、言葉がすらすらと出てこなくて、ゆっくりとしか話すことができません。

 体もあまり自由に動かすことができません。

 でも、美保ちゃんは、どの子にも自分から声をかけ、いつもニコニコと笑顔をたやしません。

 ピアノ演奏会のとき、美保ちゃんは、出番を待っている子どもたちの緊張を少しでも和らげようとして、「だいじょうぶよ」「いつもどおりの…えんそうで…いいんだからね」とゆっくりとした口調で話しかけます。

 そして、ピアノ演奏を終えた子どもにも、「とてもよかったよ。上手だったよ」と声をかけるのでした。

愛は理屈ではなく実践です。

『ニューモラル』331号

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