分類:B1 B2 C4
幼い日に両手両足を病気で失いながら、72年の生涯を立派に送られた中村久子さん(1968年)は、自分が人生を全うすることができたのも、母親の慈愛にあふれた厳しいしつけのおかげであると感謝しています。
かわいがるだけの愛は、自分中心の愛です。
人を育てる愛、人を生かし、人を立派に育て上げる英知を含んだ愛を、教師も親も心がけるべきでしょう。
もし中村さんのお母さんが「かわいそうだ」と、一切の世話をされていたら、中村さんはいつまでたっても自分では何もできなかったでしょう。
『ニューモラル』127号
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