道徳の授業:親切・思いやり

分類:B1 B5

突き離す愛

 子どもの成長する速度には個人差があります。

 学習でも運動でもそうですが、「結果」ばかりを重要視して、達成するまでの失敗の積み重ねや、自分で考えて失敗に耐える「過程」を見落としていることはないでしょうか。

 また、過保護や過干渉は、子どものやる気を奪います。

 これは思春期以後、主体的な決断と行動が必要とされるようになってからの人格形成に大きな問題を残します。

 親は子どもが一人立ちする日のことを考えながら、ある程度、子ども自身に考えさせ、やらせてみることが必要でしょう。

 その過程では、ある程度の配慮はしつつも、「自分の将来は自分自身で築け」という、突き離す愛も必要であることを理解したいものです。


『ニューモラル』128号

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