道徳の授業:感謝

分類:B2

相手がいるから与えることができる

 人間の価値というのは、周りの人たちに何かをほどこしたり、人のお世話をさせていただくというところにあるのです。

 人のお世話をさせていただくときや、何かを与えるときにこそ、いただくときより、もっと感謝の念をもつべきでしょう。

 “自分は、いま、あなたがいたからこそ、与えることができたのです”という心です。

 幸せというものは、一生を通じてどれだけ多くの思いやりを、周りの人たちに与えたかどうかによって決まるといえるでしょう。

 他人や社会に無関心で、自分や自分に関係する人だけの物の豊かさを求めているようでは、この幸福感はとても味わえないと思います。

『ニューモラル』258号

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