自立したい気持ちと、依存せざるをえない状況とが高齢者にとって大きなジレンマになっています。
そして、世話や介護を受けるときは、残念な気持ちを抱きつつも、感謝しているという心境であるということを知る必要があります。
私たちが、高齢者の世話や介護にあたるとき、「してあげる」「やってあげる」というような、上下や強弱の関係で行うのでは、心の通い合うつながりは、とうていできないでしょう。
また、幼児に対するような言葉づかいで接していては、相手の心を知らず知らずのうちに傷つけてしまうことにもなります。
人間として尊重する姿勢で接したいものです。