道徳の授業:礼儀

分類:B3 C4

「家庭の食卓」の意味

 家庭の食卓は、家族がそろい、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶やお箸の使い方など、子供に食事の作法を身につけさせるための躾の場でもあります。そこでは健康を維持していくための食生活の基礎や、その家庭の習慣や味覚という伝統も伝えられることでしょう。あるいは、一つのお皿に盛られた料理を分け合って食べるうちに、譲ることや譲られることを経験し、人を思いやる心を学ぶこともあります。

 こうしたことを考えてみると、家庭の食事とは、単なる「生命を維持するために栄養をとる」というものではないようです。食事を通して文化が受け継がれ、心が育まれるのです。また、食卓での団欒のひとときは、お互いを理解し合い、思いを伝え合って、家族の絆を深めていくことにも役立つはずです。

 今、皆さんの家庭では、どのように「食卓」を囲んでいますか。

『ニューモラル』466号『366日』11月10日

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