「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「行ってきます」「こんにちは」「ただいま」「お帰りなさい」「お休みなさい」――こんな日常の挨拶、照れくさくてきちんと言えていないという人も、意外に多いのではないでしょうか。
初めて顔を合わせる人とたったひと言、挨拶の言葉を交わしたことがきっかけで、その人と親しい友人になっていくこともあります。挨拶には、かたくなになった人間関係の扉も押し開く、不思議な力があるのです。
人間関係が煩わしいと思ってつき合いを避けていれば、私たちの社会生活から、安心や喜びは失われていきます。まずは自分から「明るい挨拶」を心がけ、お互いに支え合い、助け合える温かい人間関係の輪を、周囲に広げていきたいものです。
『ニューモラル』479号,『366日』9月6日