道徳の授業:友情・信頼

分類:B4 C4

「世代間のつながりの場」をつくろう

 多くの高齢者の言葉や態度には、長年の経験に裏打ちされた重みがあります。その「人が生きていくうえでの知恵」を、若い世代へと大切に受け継ぎたいものです。

 例えば、自分が孫と同じ年齢のときには何をしていて、どんなことを考えていたかを語って伝えることは、孫にとって興味深いことでしょう。また、親の子供時代のことを語ってやれば、孫は親をより身近に感じることでしょう。祖父母は、孫世代と親世代とのよき橋渡し役にもなります。

 インターネットや携帯電話などの利便性は日に日に増していく一方で、直接顔を合わせてのコミュニケーションが希薄になっている今日です。心の交流は、いっそう大切になってきます。ふだんから祖父母・親・孫という、世代間のつながりの場を、生活の中で意識してつくっておくことが大切でしょう。

『ニューモラル』409号『366日』8月18日

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