道徳の授業:友情・信頼

分類:B4 B2 B5

「育てる心」が見えてくる

 私たちの周りには、親や学校の先生、部活動の先輩や職場の上司など、私たちを育ててくれる人がいます。そういう人から叱られると、気持ちが落ち込んだり、感情的になって相手を非難する気持ちになったりしがちです。そんなときは、自分の心の持ち方を振り返ってみる時間が大切でしょう。

 気持ちが落ち込んだり、相手を恨んだりしているときは、“相手はこういうつもりに違いない”“自分は相手から疎まれているのではないか”などと自分勝手に判断してしまい、相手がどんな思いで叱ったのかに気づく心の余裕を失っていることが多いものです。しかし角度を変えて眺め直すと、叱ってくれた人の、自分を育てようとする心が少しずつ見えるようになってきます。時にそれは、感謝しても感謝しきれないほど大きな恩恵であることにも気づくでしょう。

『ニューモラル』414号『366日』12月1日

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