道徳の授業:相互理解・寛容

分類:B5

介護する人の成長

 介護は、毎日毎日の地味でつらいお世話の繰り返しです。

 しかし、介護を単なる労働としてとらえたり、家族としての義務感からしているというのでは、継続していくことは難しいのではないでしょうか。

 家族同士であっても、形だけの介護ではなく、相手をよく知り、普段から共感的な理解をもって接する努力が必要でしょう。

 さらに、その人に対して“与えられた人生の意味と喜びをより深く感じて、より豊かな人生を送ってほしい”と願い、高齢者の不安や寂しさに心から共感することが大切でしょう。

 そうすることによって、介護する人自身も心が安定し、人間的成長にもつながるはずです。

『ニューモラル』313号

道徳の授業トップ

Top of the page