道徳の授業:相互理解・寛容

分類:B5

相手を理解することは自分を知ること

 (諸外国の)相手を知るためには、まず自分の育ってきた環境や背景、ひいては日本の国に思いをめぐらし、その上にある自分の考えや価値観を、もう一度見つめ直すことが必要です。

 その土台があれば、たとえお互いの考えが食い違ったり、行き違いになっても、どこが違うのかをじっくり考えて話し合い、その違いを埋めていけるのです。

 そして、自分の気持ちと相手の気持ちのどこに違いがあるのかを探っていくうちに、お互いの心の中には、深い信頼感と絆が生まれ、やがてお互いの理解へとつながっていきます。

 自分と違う相手を理解することは、まず自分自身を知ることなのです。

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『ニューモラル』314号

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