人は皆、社会の中で多くの人々に支えられて生きています。この「人と人とのつながり」の大切さ、助け合いの尊さは、災害等が起きるとあらためて気づかされます。
大きな災害で外部からの救援をすぐに受けられないときなど、最も頼りになるのは隣近所の人々です。災害に対する備えは、ライフラインの強化などのハード面が大切なことは言うまでもありませんが、人々のふれあいがあり、心の通い合う温かい社会が大きな力を発揮することを、考え直してみる必要があるでしょう。
私たちは、常日ごろから住民一人ひとりが「つながり」を実感し、助け合って暮らしていける温かい町づくりをめざしたいものです。
その具体的な実践の第一歩として、ご近所の方々との明るい挨拶の輪が広がっていけば、どんなにすばらしいことでしょうか。
『ニューモラル』428号,『366日』9月1日