道徳の授業:相互理解・寛容

分類:B5

理解するということ

 国立教育研究所所長であった平塚益徳氏は、国際理解について次のように述べています。

 「理解ということは、あら探し的な態度からは決して生まれ出ず、常に相手を尊重し、敬意を抱き、こちら側としては謙虚さを失わないとき、初めて成立するものなのである。この間の消息はいみじくも英語ないしドイツ語の語源そのものが明示している。すなわちアンダースタンドは、文字どおり“下に立つ”ことであって、決して”上に立つ”つまりオーバースタンドではない」謙虚さを持って、相手の立場で、相手の異なる文化や生き方を受けとめていく姿勢こそ、国際社会の中で生きる私たちに欠かせないあり方といえましょう。

『ニューモラル』149号

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