たとえ学校の成績がよくなかっとしても、あるいはスポーツや芸術分野などに優れていなかったとしても、その家庭に育つ子供は、親や家族にとって「かけがえのない存在」でしょう。
また、子供にとっても家庭は安息の場であると同時に、人として教育される場でもあります。さらに、家庭は子供が学校や社会に出ていくための準備をするところです。子供はここで、きょうだいや親、祖父母との関わりを通じて、人間関係の基礎を築いていきます。つまり、家庭とは最も規模の小さな「社会」であり、基本的生活習慣を身につけ、人間形成を行っていく重要な場であるのです。
まさに「道徳は家庭から」「家庭は道徳の基」というべきでしょう。
『ニューモラル』敬老特別号(平成22年)10月25日,『366日』