順調に仕事を進めるためには、報告・連絡・相談等を通じて職場内の人間関係を円滑にし、お互いが安心し、信頼し合える環境をつくることが大切です。
「人間関係がうまくいかない」「思い通りに事が進まない」というときは、まず、自分の心のあり方を見つめてみましょう。人を受け入れようとしない、かたくなな心はなかったでしょうか。自分がかたくなな態度でいる限り、相手からも同じような反応しか引き出せないでしょう。
相手の喜ぶこと、相手を安心・満足させることを、相手の立場になって考えていくこと――。それは、相手のためばかりではありません。こうした心づかいを積み重ね、よりよい人間関係を築いていくことが、結局は自分自身の「安心」につながり、その人自身の人間的な魅力を高め、周囲からの信頼を得る鍵となるのです。
『ニューモラル』520号,『366日』9月13日