道徳の授業:勤労・公共の精神・社会参画

分類:C3 B2

日々、感謝とねぎらいを

 「働くってのはね、はた・・らく・・にしてやることさ」(山本有三著『路傍の石』)――この言葉に見るように、働くとは周囲の人々を喜ばせ、人々を支え、社会の役に立つことです。

 私たち自身の生活も、他の人々の働きにより支えられています。私たちは働くことで互いに支え、支えられているのです。さらに突き詰めると、働くことには社会の恩に報いるという意味もあるでしょう。自分の働きが他人や社会の役に立っていると感じ、社会の恩に対する感謝の心を持ったとき、私たちはより深い充実感を得ます。

 また、私たちがそのことを実感するのは、感謝の言葉をかけられたときではないでしょうか。私たち自身も日々、周りの人に対して「いつもありがとう」「ごくろうさま」という感謝やねぎらいを多く伝えていきたいものです。そうすることで、皆が生き生きと働ける、明るく潤いある社会が築かれていくのではないでしょうか。


『ニューモラル』426号
『366日』9月24日

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