仕事によって得られる喜びには、次の三つの要素があると考えられます。
①能力を発揮することができる(自己成長を実感できる)
②他人や社会の役に立つことができる(社会に貢献している)
③報酬を得ることができる(生活のための十分な収入がある)
そこでは「報酬を得る」という物質的な満足だけでなく、一生懸命仕事を取り組んだという達成感や、その結果をほかの人から認められたことなどによる精神的な満足も、大きな部分を占めます。そのため、まったく同じ仕事をしたとしても、そこまで味わう喜びの大きさは、人によって異なるのです。
人は人生の中で、働くことに多くの時間を費やしています。その時間により多くの喜びを見いだすことで、喜びの多い人生を築いていきたいものです。
『ニューモラル』494号,『366日』10月3日