道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4 B4 B5

褒めるということ

 子どもについては「七つ褒めて、三つ叱れ」とか「叱るより褒めることで人は育つ」とか言われます。

 褒められたときのうれしさは、換言すれば、自分の人格が認められたうれしさ、この世で自分の存在感を確かに感じることのできたうれしさなのです。

 これは、大人についても同じことではないでしょうか。

 主婦が家族のために一生懸命用意した料理を褒められたとき、サラリーマンが、精いっぱい頑張った仕事の苦労を先輩や上司に認められたとき、いずれも確かな充実感が得られ、「今度また頑張ろう」と、意欲をかきたてられるに違いありません。

 そして褒める場合には、そのときの状況やタイミング、さらに相手を理解し、心から相手の成長を願う気持ちで褒めることが大切です。


『ニューモラル』218号

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