「いただきます」は、「食べる」という言葉を丁寧語にしたものであり、また、「さあ、一緒に食事を始めましょう」という合図でもあるのです。
同時に、その食事を与えてくれた、一.神仏の恩 二.天地自然の恵み 三.食べ物を作った人や、料理してくれた人の苦労 四.食べ物そのもの 五.一家の生計を支えてくれている父母・祖先への感謝の心がこもっており、これがわが国の食文化の精神的基盤になっているのです。
私たちは、この「いただきます」「ごちそうさま」という言葉と、そこに含まれている感謝の心と形を、子どもや孫たちに伝えていきたいものです。