道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4

「累代教育」ということ

 今、親自身が、正しい人生の価値基準を持たず、子どもたちのしつけを誤ったとしたら、それは、孫、ひ孫にも影響し、子孫の不幸な姿を見ることになりかねません。

 そのためには親自身が、高年期になっても、みずからを高める努力をし、正しい価値観に基づいた生き方を、次代に引き継げるようにしたいものです。

 つまり親から子、子から孫へと世代を重ねて品性を向上させる“累代教育”に取り組むことが大切ではないでしょうか。

 このように、子孫や次代の人たちの幸せの実現に力を尽くすことこそ、人の親としての義務であり、人間としてこの世に生を受けた者の使命ではないでしょうか。


『ニューモラル』176号

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