道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4 A4

子供の心を認め、受容する

 人は皆、それぞれ独自の個性や持ち味を持っています。それにもかかわらず、人の一側面だけを取り上げて他の人と比較しようとすれば、別の側面を見落として、差別を招くことにもなりかねません。

 家庭内でも、子供をつい他のきょうだいと比べて叱ったり、小言を言ったりしてしまうことはないでしょうか。しかし、親のうかつなひと言が子供の自己評価を下げたり、心に深い傷を与えたりする場合があるのです。親はそうした言動に気をつけて、常に子供の持ち味を認め、その能力や適性が十分生かされるように心を配りたいものです。一人ひとりの子供の豊かな可能性を認め、受容していくためには、親自身が温かな「思いやりの心」を育んでいく必要があります。こうした大人の支えがあってこそ、子供は力を伸ばし、将来に向けて力強く羽ばたいていけるのです。


『ニューモラル』447号
『366日』3月29日

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