道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4 B5

食卓で深まる家族の絆

 食事を人と共にしたとき、一人で食べたときより格段においしく感じられた、という経験はないでしょうか。喜びを共有できる相手がいると、食事には彩りが添えられます。テレビを見ながら「ただ同じ場所で食べる」というだけでは、そうはなりません。相手と顔を見合わせ、言葉を交わしてこそ、温かな空気が流れるのでしょう。

 家族そろっての夕食は、その日の出来事などを話し合える、団欒のひとときです。また、話題には上らずとも、子供の表情から“学校で何かあったのかな”と察することもあるでしょう。食卓で家族と向き合うことは、互いに心を通わせて、絆を深めることにも役立つのではないでしょうか。

 家族がそろって食卓を囲むことの意味を思い起こし、忙しい毎日の中でも、少しでもそうした機会をつくってみてはいかがでしょうか。


『ニューモラル』466号
『366日』5月2日

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