今日の豊かさは、先人・先輩のご苦労の賜物です。
今日一日の生活は、数え切れない先人の苦労の上に成り立っているのです。
たとえば、医学の進歩は不治の病を克服し、平均寿命を飛躍的に伸ばしました。
また、科学技術の目覚しい発達によって毎日の生活もたいへん豊かになりました。
私たちが生きているというだけで、すでにたくさんの恩があるわけです。
私たちは、感謝の心で毎日を過ごしているかどうか、世界の貧しい人々のことを考えたことがあるかどうかなどを、胸に手をあてて反省してみる必要があるのではないでしょうか。
恩恵に感謝する心は失ってはならないものです。
子どもは親の姿を見て育ちます。
『ニューモラル』216号,『一日一話』8月18日