日本は、世界の国々との交流なしには存在することはできません。
それだけに、世界から信頼される国となることが求められるのです。
日本の銀行制度の父といわれ、海外親善に心を尽くした渋沢栄一は「自国の利益は同時に相手国のためにもなり、世界平和のためにもなる」という信念を持っていました。
主張するところは主張し、譲るところは譲るように努め、その誠実さにより世界各国に真の友人を持ちました。
公的な政治や外交の面での交流はもちろん、国民一人ひとりが外国や外国人を理解し、思いやることが求められています。
こうした一人ひとりの心づかいが、国際時代にとって何よりも大切なことではないでしょうか。