道徳の授業:生命の尊さ

分類:D1 C4

誕生日の誓い

 親が子を生み育てるという営みは、私たちの祖先によって絶えることなく繰り返されてきたものです。そこには、どれほどの苦労と努力があったことでしょうか。

 私たちは、自分が誕生したときのことを覚えていません。ですから父母をはじめ、周囲の人たちが、子供が生まれたときの様子や気持ちを伝える機会を持ってはいかがでしょうか。親がすでに他界されている方は、親の笑顔を心に思い浮かべ、親の心に思いを馳せてみるのもよいでしょう。私たちの体の中に脈々と生き続ける親祖先との「つながり」をあらためて思うことが、誕生日の大切な意味ではないでしょうか。

 誕生日は、一年に一度、誰にでもやってくる人生の節目の一つです。周囲からの祝福を受けると同時に、授かったいのちの意味について思いを深め、これからの人生をよりよく生きていくことを誓う日にしていきたいものです。


『ニューモラル』404号
『366日』5月5日

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