私たちは、誰もが親から「いのち」を与えられ、この世に生を受けました。
その親にも「親」があり、そのまた親にも「親」があります。
私たちの「いのち」は、先祖代々の「いのちのつながり」の中で、脈々と伝えられてきたものです。
しかし、人間が生きるということは、そうして与えられた「いのち」だけでは成り立ちません。
生育の過程では、必ず「どうかこの子が元気に育ち、社会の中でしっかりと生きていくことができるように」と祈りつつ、養い育ててくれた人がいたはずです。
生みの親にしても育ての親にしても、そうした温かい「親心」を受けた結果、私たちの今があるのです。