地球温暖化による気温の上昇や、降水量の変化などによって、生態系も影響を受けます。しかし、目に見える変化は数年、数十年、数百年後に起こります。現在生きている私たちがうっかりしていると、子供や孫の時代に重大な結果をもたらすことになります。
私たちを取り巻く自然環境は、物質を循環させることで絶妙なバランスを保ってきました。私たちは、これまで享受してきた自然からの恩恵を感じて、地球という限られた資源の中で生かされて生きていることに対する深い「感謝の心」を持たなければなりません。そして、その心を具体的な形に表すために、たとえ小さなことであっても、私たちは自分にできる取り組みを続けていくことが、環境問題解決への第一歩となるのではないでしょうか。
『ニューモラル』432号,『366日』7月20日