私たちは「自然の中で生かされている」ということを意識すると、謙虚になることができます。反対に「自分の力で生きている」という思いがあまりにも強くなりすぎると傲慢になり、みずからを反省することがなくなるでしょう。
宇宙の広がりやその歴史と比べれば、私たち一人ひとりの存在は本当に小さく、その人生も短いものです。宇宙や自然について考えると、自分が小さく弱い存在であることに気づきます。自分のいのちは自分のものですが、同時に「与えられたもの」です。その事実に感謝し、謙虚な気持ちを持つことが、知らず知らずのうちに傲慢になることの歯止めとなるのです。
夜空を見上げて遠い宇宙に思いを馳せる。道端の小さな花に目を向ける。日々、ちょっとしたことから自然とのつながりに意識を向けてみませんか。
『ニューモラル』467号,『366日』3月15日