日常生活で、私たちが幸せを感じる能力をじょうずに使う場面や材料は、どこにでもあります。
たとえば、朝食のとき、子どもが手を滑らせてコップに入ったジュースをこぼしてしまうことがあります。
そんなとき、親はどのように対応するでしょうか。
「何をしているんだ、気をつけなさい!こんなにこぼしてしまって、あと半分しかないじゃないか。しっかり持っていないから、そういうことになるんだ」と叱ります。
一方でこんな言い方もあります。
「ジュース、こぼしてしまったのか。でも、まだ半分も残っているじゃないか、よかったなあ。コップはしっかりと持っているんだぞ、これから気をつけようね」。
この違いが、人生を生きていくうえで、とても大きな違いになっていくような気がします。